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作品名:てほどき(カリオペー・オルペウス)

技法:Acrylic Paint+pigment

制作年:2016年

サイズ:400☓180

太陽神で、音楽の神でもあるアポローンと音楽・芸術の9人の女神たちムーサ(ミューズ)のリーダー格のカリオペーの間に生まれたのが、吟遊詩人オルペウスである。彼は幼少の時に父アポローンから竪琴を授かった。アポローンは幼いながらもこれをこともなく奏でてみせた。これにはカリオペーもたいそう喜んで、自分の持てる全ての技この子に伝授した。当然ながら両親の血を受け継いだオルペウスは、ことごとくマスターして日毎に腕を上げていった。やがて彼の歌と琴の音は、人々だけでなく野山の獣や鳥、更には花や草木までもが聞き惚れたという。成人になるとオルペウスは吟遊詩人として並びないギリシア一番の名手となった。彼は武器を持つことなく英雄としてギリシア中から集まった50人の武勇を誇る勇者たちの一員となり、アルゴー船冒険に参加して活躍するなど、彼の逸話は多い。

作品名:花舞・星舞(アストライアー・星乙女)

技法:Acrylic Paint+pigment

制作年:2015年

サイズ:340☓140

アストライアーは、星乙女と呼ばれまだこの世が平和な時代に人間界に住んでいた。彼女は人々の行いの善悪を天秤にかけて,天上のゼウスに報告する役目を司っていた。しかし、世の中が少しずつ乱れだして、人間が争いはじめ悪がはびこり堕落するばかりだった。彼女はつくづく人間たちの愚かさに嫌気が差して、天上に帰り星となり、乙女座になったのである。彼女はゼウスとテミス(掟の意)の娘たちで3人の季節の女神ホーライの一人ディケー(正義の意)と同一視されている。人間の善悪を天秤ではかっていたことから、この天秤も天に上り星になりこれが天秤座で乙女座のそばで輝いています。夜空にきらめく星々、星乙女のまわりに星が舞い、花が舞う花火に似ている花々を星に見立ててちりばめて見ました。

作品名:森の語り部

技法:Digital Giciee

制作年:2000年

サイズ:450☓180

梟は、守護・勝利の女神アテーナーに仕える聖鳥です。又、英知の神であるアテーナーの傍らにいることから、賢さや智のシンボルと考えられ世界中で愛されています。日本でも幸福をもたらす鳥として、縁起のいいものとされ学問の象徴ともされています。作品は美しい月を背景に物事を冷静にとらえ、感情に動かされずに語っているような落ち着きを感じさせます。

作品名:愛の贈り物(アプロディーテー)

技法:Digital Giciee

制作年:2002年

サイズ:650☓320

金の林檎と薔薇の花は愛と美の女神アプロディーテーの聖なる植物。神々の中で最も美しいアプロディーテーが、くしくも神々の中で最も醜いと言われる鍛冶の神ヘパイトスを夫に迎えるが、美の女神は神であれ人間であれ男たちを意のままに虜にし、数々の恋に身を焦がす。「最も美しい女神に与えられる」黄金の林檎をパリスの審判で勝ち取ったアプロディーテーは、息子のエロースとともに恋愛のエピソードを次々に生み出して行きます。

作品名:蒼き森の麗人

技法:Digital Giciee

制作年:1999年

サイズ:650☓300

アルテミスは、アポローンと双子の妹である。アポローンが太陽神と同一視されるのと同様にアルテミスも月の女神と同一視される。彼女は美しい処女神で、誕生、多産、子どもの守り神でもある。山野や森を支配しニンフ(妖精)達を伴い銀弓を持つ狩りの女神でもある。潔癖で厳しい一面があり、水浴を覗かれた時恥ずかしさと怒りで、見てしまった狩人を鹿にしてしまった。月の女神セレネーと同一視され、美しい羊飼いエンデュミオーンに恋をして、彼に不老不死の永遠の若さを授け永遠の眠りを与えた物語がある。

作品名:永遠に幸あれ

技法:Digital Giciee

制作年:2002年

サイズ:580☓390

王女プシュケーは大変美しいと皆に讃えられていたことから、アプロディーテの嫉妬をかってしまう。息子のエロースに彼女を「最も醜い男に恋をするように」命じるが、あまりの美しさにエロースの弓矢の手元が狂い、自分で傷を追ってしまう。プシュケーに「怪物の花嫁に行くように」と神託がくだり、毎晩怪物に会うが決して姿を見てはいけないとの約束を破り、ついに見てしまう。それが、エロースだと知るが去ってしまう。エロースに会いたい一心で難行をこなし、ペルセポネーから美しい小箱を預かるが、開けてはいけない約束を破り見たため永遠の眠りにつく。かわいそうに思ったエロースは、ゼウスに許しを請い不死の身となり永遠にエロースの妻として天に昇る。

作品名:髪['07](メデューサ)

技法:Digital Giciee

制作年:2007年

サイズ:450☓150

メデューサはゴーゴン三姉妹の一人で、もともと美少女であったがポセイドンとアテナーの神殿で交わったためアテーナーの怒りをかい醜い怪物にされてしまう。これに姉たちが抗議すると姉たちも怪物にされてしまう。英雄ペルセウスに首を切られ退治されてしまうが、流れる血が空駆ける天馬ペガソスとなる。又、ペルセウスが空飛ぶサンダルで海を渡る時落ちた血が珊瑚となり、砂漠に落ちた血はサソリになったと伝えられている。

作品名:初狩り(アポローン・アルテミス)

技法:Acrylic Paint+pigment

制作年:2015年

サイズ:530☓275

アポローンとアルテミスは、オリュムポスの主神ゼウスがティターン神に族したレートーとの間にもうけた双子神である。アポローンは予言を司り、医術・芸術そして弓術にも長けた太陽神で、アルテミスは山野の獣を守護する狩りの女神で、月の女神でもある。二人は子供の頃より仲良く弓矢を持ち、野山を駆けて遊んだ。少年の頃のアポローンの自慢は、母レートーが大蛇ピュトーンに襲われた時、弓矢で退治したこと。又、幼少のアルテミスの逸話には、父ゼウスが自分の膝の上に小さな娘をのせて「アルテミスは本当にかわいい娘だ、何かプレゼントをあげよう。首飾りがいいかな?それともきれいなドレスがいいかな?」に、「いいえそんな女の子のものなんか欲しくないわ、強い弓と矢が欲しいの!」これにはゼウスもびっくり。こんな男まさりで男嫌いのアルテミスもアポローンとはいつも恋人の用に寄り添っている仲の良さである。

作品名:熱き想い

技法:Digital Giciee

制作年:2004年

サイズ:650☓300

メーデイアは、コルキス王の娘で不思議な力を身につけた美しい王女だった。この国の宝の金の羊毛を求めてギリシアの英雄が乗ったアルゴー船がこの地に上陸。メーディアは父にそむき、英雄イアソンに惚れて手助けをし国外に逃げる。イアソンの祖国にたどり着くが、王位は伯父が奪い取っていた。メーデイアはイアソンのために術を使い王を亡き者にするが、王位は返還されず追放されてしまう。コリントスに辿り着き二人の子を授かり平和に暮らすがコリントス王になりたいイアソンは彼女を裏切る。深い悲しみの末愛するがゆえの復讐を遂げてしまう。愛に生きた一途な女の悲しくもはかない物語である。

作品名:献身(ムネーストラー)

技法:Digital Giciee

制作年:2004年

サイズ:600☓250

ムネーストラーの父はデーメテールの大切な神木を切り倒した為、無限の飢えの罰を与えられついには家中の食べ物を食べつくします。気立ての優しいムネーストラーは、すべての財産も食べ物に使い果たした父から、奴隷に売られてしまいます。不幸なムネーストラーは、愛されたことのあるポセイドンに救いを求め、何にでも姿が変えられる術を与えられます。早速他人に姿を変えて父のもとに逃げ帰りますが、父は何度でも娘を奴隷に売られます。王は、最後には自分の手足にかぶりつき我が身を食べつくします。そんな父のために尽くしたムネーストラーは、後に幸せな結婚をしたと伝えられています。